シーンスタディとは
ミュージカルというエンターテイメントは、人々に夢と希望を与える独特の世界です。
歌を歌いダンスをし、愛の言葉を述べお芝居をする複合的なエンターテイメントであり、演者にも高度なスキルが求められます。
歌劇の世界でデビューし成功するには、一般的な俳優養成所ではなくミュージカルスクールに通う方がよいでしょう。
学校ではカリキュラムの一つにシーンスタディがあります。
有名な映画や古典歌劇を鑑賞後、印象的で代表的なシーンの一部を切り取って実際に学生が演じてみるのです。
この学習と実践をすると、いかに歌やダンスで表現することが難しいかが自ずとわかり、洋勉強になります。
実際に演じてみた場面をビデオで撮影し、後で実際の歌劇や映画の場面と比較検証するのです。
すると自分に何が足りないのか、どの技量を磨けばいいのかを考察でき、自己の研鑽に大きく役立つカリキュラムなのです。
この学習の積み重ねで、さらに演技やダンス、歌に磨きがかかりオーディションに合格しやすくなります。
ミュージカル学校に通うことで演技力を身に付けることができる
日頃の日常生活でお芝居を学べる機会はあまりありませんが、ミュージカル学校に通うことで演技力を身に付けることができます。
ミュージカルの中で物語の役になりきると、普段の自分とは違う感情を表現しなければならなくなるので、それを日々繰り返していくことで演技力を身に付けることができ、それによって内気な性格だった子供が殻を破って堂々とするようになったというケースも多くあります。
また、ミュージカル学校ではお芝居の基本でもある発声練習を基礎から学ぶことができるので、発達途中の子供にとっても数多くのメリットが生まれてきます。
滑舌よく話すことは簡単なことではありませんが、正しい発声方法を学ぶことで自信を持ってセリフを表現できるようになりますし、大人でも声が通らない・喉を痛めてしまうなどといった課題を抱えている人も少なくありませんが、子供の頃から正しい発声方法を身に付けてしまえばそういった悩みを抱えることもありません。